昨年の秋、大学の恩師を訪ねて石垣島に行きました。島の北端の岬から見たマリンブルーの海と真っ青な空は、境界なくひとつながりの青となり、どこまでも続く究極の景色に心を奪われました。地球の持つ穢れのない自然の美しさを、時間を止めて目に焼き付けた時、大切にしなければならないものは何なのであるかを改めて思った瞬間でした。

楠山設計が目指すものは、お客様に喜ばれ、広く社会に貢献し、環境負荷の少ない建築を設計することです。そのプロセスとして私たちがずっと大切にしてきたもの、それは、いつの時代でも誠実にお客様に向き合い、お客様の夢と未来の実現をお手伝いすることです。守るべきものは何か、大切にしなければならないものは何かを、一緒に考え、探し出し、そこで暮らす人たちに安心と安全と喜びを感じてもらうことです。

楠山設計は、昭和39年3月に創立して60年が経ちました。
これまで支えていただいた多くの方々に感謝申し上げますとともに、積み重ねてきた経験に新たな時代の芽吹きを加え、更なる進化をしていく私たちにどうぞご期待ください。