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設計実績
設計実績
2024年
給食センター
調理能力は最大9,000食/日(2献立)で、炊飯設備を有しており、神戸市内の一部19校の中学校及び同センターに隣接する小学校1校に配送する施設となっています。 建設地は旧学校の跡地で、第1種中高層住居専用地域であるため、同地に給食センター(建築基準法の用途:工場)を建設するためには、建築基準法第48条第3項ただし書きの許可が必要となっています。また、隣接する小学校や近隣の住宅地に配慮し、低騒音型の設備、調理場の排気や調理に伴う排水を浄化するための施設には脱臭装置を設置し、食材入荷車両や給食配送車両による周辺道路への影響を配慮した車両動線計画としています。 調理エリアは食品衛生上の技術的水準を高めるため、ドライシステムの調理機器を導入し、HACCPの概念に準拠し「汚染区域」「非汚染区域」「その他区域」に区分けし、作業工程が逆戻りや交差のない一方向の動きとなるようなレイアウトとなっています。本施設は複層階式(1階と2階に調理エリアがある)の給食センターのため、昇降機設備を適切に配置し、食材がスムーズに流れ、適温管理をしながら移動・受渡しできる計画となっており、高い衛生管理機能を有しています。また、おいしい多様な献立に対応するため、余裕のある調理が可能な最新の調理機器を導入しており、炊飯設備や食物アレルギーにも対応できる専用室を設けています。 各作業区域への入場の際に前室を通過する平面計画となっており、衣服への毛髪やほこりの付着を防止することができます。また、それぞれの作業区域では床の色を変え、清浄度を意識しながら作業にあたることができます。 食育・環境学習の一環として、調理場(煮炊き調理室)を直接見ることができる見学窓、体験型の調理釜、調理員用手洗いシステムや屋根面に設置されている太陽光発電パネルの実物パネルや発電状況を見ることができるモニター等を3階の見学者通路に整備しています。 災害時対応として、移動式緊急災害用煮炊き釜(燃料:ガス又は薪)を設置しています。また、電力会社からの電力供給が途絶えた場合に備え、事務所機能の維持及び冷蔵冷凍庫に対する電源供給を目的として非常用発電設備を設けています。そのほか、約140kwの太陽光発電装置を設置しています。 建物の外観は、北東側に広がる東谷公園の緑地との調和を図るためエントランス廻りを「緑色系」の装いとしています。
| 竣工年月 | 2024年10月 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県神戸市 |
| 延床面積 | 4,960.12m² |
| 建築面積 | 2,274.02m² |
| 構造 | 鉄骨造 |
| 規模 | 地上3階 |
| 用途 | 工場(学校給食調理場) |